2022年シーズンは、すでに動き出している。1月半ばには訪れる始動日に向けて、Jリーグの各クラブはチーム編成を進めている。
サッカー批評では、J1クラブの動向をチェック。移籍の噂やクラブからの正式発表をサーチして、2022年の最速スタメン予想を試みた。「あなたのクラブ」は、どんな新しい姿を見せてくれるのか...。
■実は選手層は厚くない?
2021年シーズンを圧倒的な強さで制した川崎フロンターレは、さらなる高みを目指す。狙うは、2009年の鹿島アントラーズ以外は達成したことがないリーグ3連覇だ。
2021年シーズンの主力はほぼ残り、先発に並べる11人は万全かもしれない。だが、実は選手層には不安も残る。
ここ2シーズン、川崎の強さは頭抜けてきた。ただし2021年には、前年2020年シーズンのような1試合3得点というノルマが鬼木達監督の口からは聞こえなくなっていった。それでも勝ち切る強さは称賛されるべきものだが、序盤戦のような勢いはなくなった。
大きな理由は、シーズン途中での三笘薫と田中碧のヨーロッパへの移籍だろう。2人はU-24日本代表として臨んだ東京五輪以降は川崎でプレーすることなく、中断期間明けの川崎は2分1敗と3試合連続で勝ち星から見放された時期があった。
このオフにも、チームを離れる選手が続いている。噂されていた通り、旗手怜央はセルティックへと移籍。長谷川竜也も横浜FCへ完全移籍し、宮代大聖は2シーズン連続で期限付き移籍することとなった。ジョアン・シミッチがFC東京へ期限付き移籍するという情報もある。