日本代表・冨安健洋が「プレミア首位」マンC戦で「ワールドクラス」活躍!「コロナ陽性」からの超スピード復帰で攻守に躍動【元日ビッグマッチ「アーセナル対マンチェスター・シティ」での冨安健洋】(1)の画像
ラヒーム・スターリングに競り勝つ冨安健洋 写真:AFP/アフロ

【イングリッシュ・プレミアリーグ アーセナルvsマンチェスター・シティ 2022年1月1日(日本時間21:30キックオフ)】

 首位を走るシティを相手に冨安健洋が右サイドバックとしてスタメンフル出場。

 チームは退場者を出して敗れたものの、冨安個人はシティの攻撃を逆サイドに偏らせるほどの盤石ぶりを見せた。

 昨年末に新型コロナウイルスの陽性となった冨安だが、元日のビッグマッチでスピード復帰。その信頼の高さが揺るぎないものになっていることを感じさせた。

 冨安と同じ右サイドでは、ブカヨ・サカがアタッカーとして起用された。1人で前進可能なサカがいたことで、冨安は守備から試合に入ることに専念できた。

 冨安の対面はラヒーム・スターリング。ただでさえ厄介な相手だが、さらにケビン・デ・ブライネが左サイドに流れて絡んでくることで難しい対応を迫られることになった。

 しかし、冨安は序盤の15分のうちにどちらとの勝負も制してみせる。スターリングからボールを奪い、五分五分のルーズボールをデ・ブライネと共に追いかけ先んじて触ってみせた(判定はコーナーキック)。

 シティは冨安と逆のサイドでジョアン・カンセロが自在に攻撃に絡み、そこから中央へ入れるボールでチャンスを作るが、アーセナルはシティの最終ラインの大外を使うようにサカやガブリエル・マルティネッリにボールを素早く送って主導権を握ることに成功する。

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