■2ケタ得点を期待したい攻撃の選手
7位は戸根本で1926分、8位は宮原和也で1741分、9位は前田直輝で1718分だった。
得点王は、先述したように8得点の稲垣。2位は、マテウスとシュヴィルツォクでともに7ゴール。4位は柿谷で5得点だ。シュヴィルツォクは途中加入で、さらに途中出場が多い起用ながら7ゴールと十分に期待に応えてみせた。シーズン頭からプレーすれば、2ケタ得点は当然期待していいものとなる。
名古屋は川崎との首位攻防2連戦を終えるまでは、“打倒川崎”の最有力後方だったが、この重要な2戦と落とすと失速。最終的には5位でシーズンを終えることとなった。失点の少なさはリーグ2位と立派な結果を残したが、得点数は9位。さらなる上位進出を狙うには攻撃面の改善が必須だ。
マッシモ・フィッカデンティ監督が電撃退任し、22年シーズンは長谷川健太監督が指揮を執ることとなった。タイトル獲得と最上位クラス進出に向けて、赤鯱軍団が再出発する。