■ゴールに興奮しすぎてイエローカード
反応すること自体がすごいと言わざるを得ないゴールで勝ち越しを決めると、槙野はサポーターの元へ。興奮しすぎてユニフォームを脱ぎ、上半身裸でジャンプして喜びを分かち合った、浦和の選手も一斉に走り寄って、背番号5を称えた。
ユニフォームを脱いだため、イエローカードを提示されるおまけつきだったが、そこも含め、お祭り男の本領を発揮した試合だった。
「柴戸選手も練習が終わって一緒に居残りしていた仲間だったので、クセというか、入らないと思ってポジションを取っていました(笑)」
試合後にはこう笑いを誘った槙野だったが、10年間プレーしたチームに、大きな置き土産を残して、新たなサッカー人生に挑むこととなる。