■12月19日/天皇杯決勝 浦和レッズ 2-1 大分トリニータ(国立)
お祭り男が全部持っていった!
リカルド・ロドリゲス監督の下で初のタイトルマッチに挑んだ浦和レッズ。試合開始早々の6分に江坂任が先制ゴールを決めたものの、追加点を奪うことができないまま前半を折り返した。そして後半に入ると、流れは大分に傾く。天皇杯準決勝では川崎フロンターレに追いつく粘りを見せた大分だけに、1点リードでは心もとない展開と言えたが、この試合でもその不安が的中。90分、大分・ペレイラが同点ゴールとなるヘディング弾を決めたのだ。川崎戦と同じく、試合終盤にクロスを外国人選手がゴール前で合わせたゴールだった。
川崎戦では、それが延長での同点弾だったため、PK戦にもつれ込んだ。この決勝戦も延長戦必至かと思われたが、わずか3分後に勝ち越し弾が決まる。今季でチームを退団することが決定しているDF槙野智章が劇的なゴールを決めたのだ。
浦和が得たコーナーキックは、大分GK高木駿に一度ははねかえされたものの、そのこぼれを柴戸海がダイレクトでボレーシュート。強烈な勢いのシュートを、詰めていた槙野が頭でわずかにコースをずらし、ゴールネットを揺らしたのだ。