■19位の相模原に吉報は届かず……

 19位の相模原は、試合終了後に吉報を待った。J3の最終節がJ2より1時間遅い14時から行なわれており、J3からJ2へ昇格する2チームが決まっていなかったのだ。

 試合がなかった最終節を前に勝ち点53で首位に立っていたテゲバジャーロ宮崎は、J2ライセンスを持っていない。勝点52で2位のいわてグルージャ盛岡、同51で3位のロアッソ熊本の結果次第で宮崎が2位以内を確保すると、J3からの昇格は1チームとなる。J2からJ3への降格は「4」から「3」となり、19位の相模原が残留できるのだ。

 いわて、熊本ともに前半は0対0で折り返した。このまま終了すれば、相模原はJ2に生き残ることができる。

 動きがあったのは60分過ぎだ。熊本が65分と82分にゴールを重ね、そのまま2対0で勝利したのだ。勝点を「54」とした熊本が首位に浮上し、ドローで勝点1を上積みしたいわてが2位を確保する。

 この結果、19位の相模原、20位の愛媛FC、21位のギラヴァンツ北九州、22位の松本山雅FCのJ3降格が決まったのだった。

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