■負傷者全員が全体練習に復帰

 ここのところ、浦和は負傷者が続出していた。11月3日に行われた第34節の川崎戦では、MF柴戸海が負傷で交代し、別メニューでの調整が続いていた。様々なポジションをこなせるMF明本考浩は、10月16日に行われた第32節のG大阪戦で前半のうちに負傷交代し、リーグ戦は5戦連続で欠場している。

 しかし、この日のトレーニングには、負傷していた選手も全体練習に合流し、全員がすべてのメニューを消化した。柴戸や明本も紅白戦の守備の場面では、積極的にプレスをかけにいくなど、強度の高いプレーを見せた。

 今夏からコンディション不良が続いていたFWキャスパー・ユンカーも、しばらくは別メニューでの調整が続いていたが、この日は全体練習に完全復帰。パス練習の際にはリラックスした表情で、チームメイトとやり取りをしながら笑顔を見せた。

 ユンカーはもともと足元の技術にも定評があるが、この日の紅白戦では積極的にボールを要求すると、素早くドリブルで仕掛けてゴール前へ持ち込むなど、離脱前のコンディションに戻りつつある様子だった。トレーニング終了後、ユンカーはオンラインでの取材に応じ、リーグ最終節と天皇杯に向けて、意気込みを語った。

(2)へ続く
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