■<4-2-3-1> 第1パターン

 リカルド監督が好むのは、4-2-3-1の布陣。今シーズンは開幕当初からこの布陣で臨み、リーグ戦でこのフォーメーションでスタートした試合はこれまで24試合に及ぶ。リカルド監督は徳島時代からこのフォーメーションを採用することが多く、今後も浦和のベースとなるだろう。

 GKは、ベテランが退団するなか、今後はチームの大きな精神的支柱ともなるであろう、西川周作。最終ラインは、現在の起用と同じく、左からDF山中亮輔、DFアレクサンダー・ショルツ、DF岩波拓也、DF酒井宏樹の並びがおそらく基準になると思われる。

 現在の浦和の中盤は、特に幅広い選択肢がある。ダブルボランチについては、左は年々安定したプレーを見せるMF柴戸海、右には今夏の加入直後からチームの主力となったMF平野佑一。天皇杯準々決勝のG大阪戦後、平野は柴戸とのプレーのバランスに手応えを感じていると話していて、ボランチは来シーズンもこの2人の組み合わせになるだろう。SHはMF明本考浩、MF小泉佳穂、MF江坂任の3人が有力か。

 ワントップは、コンディション不良と調整が続いているものの、本職のストライカーであるFWキャスパー・ユンカーに任せたいところだろう。

 さらに、別の4-2-3-1の組み合わせも考えてられる。

(2)へ続く
PHOTO GALLERY 「安定ダブルボランチ」バージョンの浦和レッズ リカルド・ロドリゲス監督の理想フォーメーション
  1. 1
  2. 2
  3. 3