■リカルド監督「どの選手がいるかを考えてシステムを作っている」
現在の浦和の特長として、複数のポジションをこなせる選手が多数いることが挙げられる。ＭＦ明本考浩、ＭＦ小泉佳穂、ＭＦ江坂任、ＭＦ伊藤敦樹、ＤＦ西大伍、ＤＦ酒井宏樹など、ユーティリティの高い選手をどのように起用するかで、スタメンの顔ぶれやフォーメーションも変わってくるだろう。
さらに、リカルド監督もシステムを併用することを明言していて、前節の清水戦の前には、「システムを優先して決めるわけではない。どの選手がいるのかということを考えながら、システムを作っていきます。システムというより、選手たちがそれぞれの状況で各局面を理解することが重要であり、システム自体は試合中に変わることもありますし、シーズンの途中に変わることもある」と、自身の見解を話し、起用する選手を基準にしてシステムを考えていることを明かした。
今後の浦和は、相手チームの布陣や戦況によって、システムを併用する機会が増えるだろう。その中でも、ベースとなるシステムに焦点を当てたい。
