日本代表は現在、アジア最終予選の真っ最中。グループBで3連勝したものの、負けられない戦いが続く。アジア全体のレベルも上がり、各国で欧州クラブでプレーする選手も増えてきた。日本がレベルアップするためにも、ビッグクラブでプレーする日本人選手も増えてほしいところ。現在の日本代表で、今後ビッグクラブへステップアップしそうなのは誰なのか。今回は市場価値とともに紹介する。
■日本屈指のドリブラー
11月の最終予選が初招集となった三笘薫も、今後の飛躍が期待される一人だ。今夏の移籍市場で川崎フロンターレからプレミアリーグのブライトンへ完全移籍。しかし、これまでA代表でのプレー経験がなかった三笘には労働許可が下りず、ベルギー1部のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへレンタル移籍となった。
移籍当初は出場機会が少なかったが、10月16日に行われたセラン・ユナイテッド戦で一人少ない状況下での途中出場ながら、ハットトリックの活躍。そこからスタメンの機会が増えた。クラブで出場機会が増えると、アジア最終予選ベトナム代表とオマーン代表戦に臨む日本代表に初招集。オマーン戦でA代表デビューを果たすと、積極的な仕掛けからチャンスを演出。伊東純也の決勝ゴールをアシストする活躍を見せた。
今後も日本代表、そしてサン=ジロワーズで出場機会を重ねることができれば、プレミアリーグ復帰が見込まれる。三笘はまずブライトンでのプレーを目標にしたいところ。そして主力に定着し、ビッグクラブへとステップアップを狙いたい。サン=ジロワーズで、左のウィングバックでもプレーしていることは三笘にとってもプラスに働くはず。さまざまな経験を積んで日本屈指のドリブラーがビッグクラブへ飛び立つ姿を楽しみにしたい。