■オーストラリア戦で活躍のMF

 東京五輪世代の田中碧も今後の飛躍が期待できる一人だ。現在はドイツ2部のデュッセルドルフでプレーしている。加入当初こそ出場機会に恵まれていたものの、10月16日のハンブルガーSV戦でスタメン落ち。11月6日のハノーファー戦では加入後初めて出番がなかった。

 それでも日本代表では頭角を現し、10月のオーストラリア代表戦で先制ゴールを決めるなど活躍すると、3試合連続のスタメン入り。4-3-3のインサイドハーフ、4-2-3-1のボランチのファーストオプションとして考えられる選手になった。

 田中の特徴はパスだ。長短のパスを使い分け、縦パスも積極的に送ることができる。また手足のリーチを活かした守備も魅力的で、攻撃へのスイッチを入れることができる。今後、デュッセルドルフで出場機会を増やしていけば、ドイツ1部のチームや他リーグのクラブが興味を示すはず。果たして、田中はビッグクラブへ移籍することができるだろうか。

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