■11月20日/J1第36節 ベガルタ仙台 - 湘南ベルマーレ(ユアスタ)
ベガルタ仙台が湘南ベルマーレとの残留争い直接対決に敗れた。この日、別会場で行われた清水エスパルスーサンフレッチェ広島で清水が勝利したため、2試合を残して仙台はJ2降格が決定した。
青空に包まれたユアスタでの試合は、勝点差を『3』に縮める大一番のはずだった。しかし、試合序盤からペースを握ったのはアウェイチーム。コイントスでチェンジコートを要求されたことで動揺したのか、仙台は開始10分で失点してしまう。左サイドからのクロスが流れ、右サイドからフワっとした浮き球を上げられるとウェリントンに頭で合わされたのだ。緊迫したゲームとは思えないあっけない失点シーンだった。
反撃に出たい仙台だったが、前半45分で撃ったシュート数はわずか2本。J1残留を争うチーム同士の戦いとは思えないほど、仙台の攻撃は低調だった。
しかし、後半の開始と同時に仙台は攻めかかった。左サイドから西村拓真が上げたボールを富樫敬真がヘディングシュート。これは枠をとらえられなかったものの、キックオフから17秒での電光石火の攻撃は、残留への闘志を感じさせるものだった。
さらに、57分には、左サイドから上げた石原崇兆のクロスに、ゴール前に詰めていた西村がジャンピングシュート。決定機に思われたが、これも枠をとらえきれなかった。