■監督交代するならば後任は?
後藤「今は進歩するために試合をしているんじゃないんだよ。勝点3を積み重ねるため。それ以上に怖いのが、勝点を失うこと」
大住「この試合で1点入ったのも、必然じゃないよね」
後藤「日本はこれまでも、ヘンテコなゴールで勝ったことが山ほどあるじゃないですか。埼スタでの試合とか」
大住「粘り強く戦うとか、我慢強さというのは確かに大事なんだけど、見ていても『どうせダメだ』としか感じなくなったもんね」
後藤「でも勝っているじゃない。それがどうして悪いのかなあ」
大住「後藤さんに前回の試合の後、じゃあ解任論なのかと指摘されたけど、代えなきゃダメかなという感じはするかな」
後藤「それ(監督交代)は予選を勝ち抜いた時に考えればいいと思うけど」
――このオマーン戦が0-0で終わっていたら、交代せざるを得なかったでしょうか。
後藤「『気分転換』のために、変えないといけなかったでしょうね。もしも今回負けていたら、当然監督交代になるけど、今からまったく新顔の監督を連れてきて、新しいチームをつくっている余裕はないんだよ。合宿できないんだから。この段階で交代するとして、一番大きい効果は気分転換だよ。例えば、超楽天的な西野朗さんとか、セットプレーの鬼の(現強化委員長の)反町康治に任せるとか。それくらいのしかできないと思うよ。予選を勝ち抜いたら半年くらいあるんだから、まったく新しい監督の下でチームをつくることは不可能じゃない」