内田篤人「わくわく感ないんだもん」「吉田最近さぼりつつある」【サッカー日本代表対ベトナム代表戦「裏解説」で語った「森保ジャパンの大問題」と「ファインプレイヤー2人」】(1)の画像
内田篤人 撮影/中地拓也

11月11日、ベトナム・ハノイで行われたワールドカップ・アジア最終予選の日本代表対ベトナム代表。試合の中継はDAZNで行われたが、メインチャンネルと同時に放送された「裏解説」が話題になっている。これは「岩政・内田の裏チャンネル」と銘打たれたコンテンツで、元日本代表で鹿島アントラーズ、ドイツのシャルケ04で活躍した内田篤人氏が、鹿島時代の先輩である岩政大樹氏と組んで同ゲームについて解説したもの。
カジュアルながらも鋭い論説で知られる内田氏は、伊東純也のゴールで1-0で勝利したこの日の日本代表について、多くの言葉で分析を繰り広げた。

 まずは、28分。ベトナム陣内で大迫勇也がボールを収めたところで、相手にファウルを受けて直接フリーキックを獲得した場面でのこと。2人のやりとりは以下のとおり。

内田「おれでも、日本て最近、直接フリーキックないじゃないですか。俺それけっこう問題だと思うんすよね。わくわく感ないんだもんこのへんで。むかしだったら本田(圭佑)さんとか清武(弘嗣)とかさ、なんかあるんじゃない、ってかんじだったけど、いまは……」
岩政「俊さん(中村俊輔)とかね」
内田「俊さんとかヤットさん(遠藤保仁)とか。おれだって試合中、俊さんのフリーキックとかヤットさんのフリーキック、いちばんいいところでうしろで……」
岩政「わかるわかる!」
内田「こんないいところで観させてもらって……」
岩政「それディフェンダーあるあるだぞ、おまえ。いい角度とって。まわりこんでいちばんいいところで」
内田「すごい問題だと思う。なにげに。飛び道具じゃん、とっておきの。そこらへんでファウルしたら、あっ、中村俊輔蹴ってくる、って思えばファウルしてこない」

 と、近年の日本代表に直接フリーキックでのゴールがないことを指摘。また、FKという武器があることでプレッシャーを受けにくくなる、というメリットについても言及した。

 続けて32分、ベトナムのスローインからロングボールで裏に出され、左サイドで追走した吉田麻也が相手にボールを奪われ、間一髪で奪い返したものの、内田氏が大きな声を上げるシーンがあった。

内田「だいじょぶ、吉田? あっ!あぶねええええ! あれ入れ替わって、ユニフォーム掴んでイエローとかね」

 と、吉田のプレーに対して危機感をあらわにした。

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