■内田「おれはつねにさぼってました」 

 9月2日、日本代表のワールドカップ最終予選の緒戦のオマーン戦、日本はホームでの初戦を格下とみられていたオマーン相手に落としたのだが、試合後、中継していたテレビ朝日のリポーターとして、内田氏がキャプテン吉田麻也にインタビュー。敗戦の弁を聞いたのち、内田氏が最後の一言として放った「本来なら結果がついてきてインタビューしたいので、次はぜひ、勝ってください」という言葉が「厳しすぎるひと言」として話題になった。

 これはのちに、内田氏自身が時間がなかったことや厳しい発言をすることで、日本代表を守ろうという意図があったことを明かしているが「吉田ごめんなって言ったら『殴ろうかと思った』って言われた」という。

 46分、日本ゴール前で敵10番の選手のマークについた冨安健洋を見て、内田氏はこう感想を漏らすシーンがあった。

内田「ここらへんホント冨安君さぼらないからね、上げ下げ」
岩政「さぼんない。すごい、生真面目さが出てる」
内田「吉田最近さぼりつつあるから」
岩政「ノーコメントで」
内田「おれはつねにさぼってました」 
岩政「まあまあまあ、でも要所分かってればいいからね、特にサイドバックは」

 と、吉田麻也についてチクリとひと言。オマーン戦後の「厳しいインタビュー」を思わせるひと幕だった。

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