11月11日、FIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選グループB第5節ベトナム代表対日本代表が行われた。アウェイの日本は1−0の勝利を収め、最終予選で3勝目を挙げた。次は、日本代表が9月2日の日本ホームの初戦でまさかの黒星を喫したオマーン代表とのリベンジマッチ。初戦のオマーン戦と直近のベトナム戦で日本はどう変わったのか。
■エースとDFの要が不在だった初戦
初戦のオマーン戦では、南野拓実が怪我のため欠場(離脱したのは次戦の中国代表戦前)。さらにはCBの冨安健洋がアーセナルとの移籍交渉で合流が遅れ、オマーン戦には間に合わなかった。この試合で森保一監督は4-2-3-1を採用し、左ウィングには原口元気、吉田麻也の相棒には植田直通を起用した。
オマーンは徹底的に大迫勇也と鎌田大地のパスコースを消し、縦パスを封じていた。さらに日本のサイドの対応もしっかりと行い、スピードのある伊東純也に中々スペースを与えなかったため、日本のストロングポイントが消えていた。ゴールを奪えないまま、日本は88分に途中出場のイッサム・アル・サブヒにゴールを決められ、ホームでの初戦でまさかの0−1での敗戦となった。
冨安の代わりにCBとして起用された植田はミスが目立ち、原口元気も持ち味の攻撃力を発揮できなかった。大迫や鎌田へボールが中々入らず、攻撃を活性化させることができなかった。また柴崎岳の低調なプレーを指摘する声も多かった。
さらに日本の決定力不足も露呈し、最後までゴールを奪うことはなかった。その結果、日本対策を徹底してきたオマーンに、歴史的な敗北を喫することになったのだ。