■オーストラリア戦で4-3-3を採用
続く中国戦では勝利を収めたものの、得点は1点止まり。さらに10月8日に行われたサウジアラビア代表とのアウェイ戦でも0−1の敗戦を喫し、アジア最終予選2敗目となった。この試合では柴崎のバックパスを奪われ、それがそのまま失点に繋がった。柴崎に対する風当たりはさらに強くなった。
そして迎えたオーストラリアとのホーム戦で、森保監督は4-3-3のシステムを採用。これまでアジア最終予選で起用してきた柴崎を外し、田中碧をスタメンに抜擢。さらには遠藤航をアンカーに置き、守田英正をインサイドハーフに起用した。その起用に田中が応える形で、貴重な先制ゴールを記録。途中1点を返されるも、終盤のオーストラリアのオウンゴールで、日本が2−1の勝利を収めた。
初戦のオマーン戦とは違い、田中が入ったことで縦パスも増え、守田も攻守に貢献。左サイドバックのアジズ・ベヒッチは伊東純也のスピードに序盤から苦戦。日本がサイドを制圧し、後半途中から入った浅野拓磨が左サイドからオウンゴールを誘発。日本が予選最大の難敵であるオーストラリアを下した。