■ベトナム戦での変化は?

 オーストラリアに勝利した日本は、11月11日にベトナムと対戦。アウェイ2連戦の初戦となる大事な一戦で森保監督はオーストラリア戦と同じく4-3-3を採用した。怪我の酒井宏樹に代わり、山根視来が右サイドバックに起用されたが、山根以外はオーストラリア戦と同じメンバーで臨んだ。

 ベトナム戦ではインサイドハーフに入った守田がやや左寄り、田中が右寄りでプレー。ベトナム戦では守田が左に開いてプレーする時間が多く、左サイドバックの長友をカバーしながらバランスを取っていた。また、田中は右寄りでプレーしていたため、川崎フロンターレの元同僚で右サイドバックの山根と連係を取りながら攻撃を展開する場面も見られた。ベトナム戦では途中、浅野拓磨を投入したことによって、バランスを見て中山雄太を左サイドバックに入れたと思われる。

 現在の日本で、長友は左サイドバックの、左ウィングに南野を置くのであれば、バランサー役として守田をインサイドハーフの左、インサイドハーフの右に田中を置くのが現状の日本にとってベストかもしれない。また右サイドバックの主力である酒井と田中、さらにアンカーの遠藤は東京五輪でもプレーしていたため、連係も問題ない。

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