■世界最難関の空港がある国
飛行機を予約して搭乗するまで、いちばん大変だったのはナイジェリアの国内線でした。
1999年のワールドユース選手権(現、Uー20ワールドカップ)でフィリップ・トルシエ監督率いる日本代表が準優勝した時のことです。
日本チームは初戦を北部の中心都市カノで戦うので、日本人記者団のほとんどはカノに直接入国したようでしたが、僕は開幕戦を観たかったので最大都市(旧首都)のラゴスに入りました。治安の悪いナイジェリアの中でも最悪の場所だということで、とりあえず一流のフェデラルパレス・ホテルに泊まりました。
建物はちょっと老朽化していましたが、ホテルの南側は大西洋、北側はラグーン(潟湖)で高層階から見下ろすととても美しい景色を楽しむことができました(ラグーン=ポルトガル語では「ラゴ」がたくさんあったので、この町は「ラゴス」という名前になりました)。