■空港の電話番号が不明だった驚きの理由

 ラゴスに到着したのが4月1日の夜で、開幕戦は3日です。その後、僕は4日か5日の飛行機でカノに向かう予定でした。

 飛行機を予約しなければなりませんが、僕は安心していました。何しろ、一流ホテルなのですから、コンシェルジュに頼めば予約はすぐにできると思っていたのです。まず、国内線の時刻を確かめようと思って、ホテルのレセプションに聞きに行きました。

 すると、彼らは航空会社の新聞広告やパンフレットを綴じた1冊のファイルを取り出してきて調べているのです。カノ線が主力のカボ航空に電話しようとするのですが、どうやら電話番号がはっきり分からないらしいのです。ファイルで穴を開けた時に、ちょうど電話番号のところに穴が開いてしまっていたのです。

 結局、飛行機の時間も分かりませんでした。仕方がない。空港に行って予約してくるしかなさそうです。

 2日は、どうせADカードを作りにアクレディテーションセンターまで行かなければなりません。そのセンターは空港からそんなに遠くないようなので、ついでに空港に行ってみることにしました。

 そうしたら、ホテルの人に言われました。「電話番号、聞いてきてね」と。

(2)へ続く
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