■来季のタイトルのカギ
天皇杯準々決勝では0-3とマッシモ・グランパスらしからぬ大量失点を喫してしまったが、「もう一度自分たちらしく戦おう」(中谷)と確認したことで、「自分たちが築き上げてきた戦い方が今日はできた」(前同)。
名古屋グランパスにとっての初カップタイトル、そして、マッシモ・フィッカデンティ監督にとって初めてのタイトルを無失点で得ることができた。なりふり構わない戦い方もあったが、赤鯱軍団は自分たちらしさを出したうえで、冠載へと至った。
来季、名古屋はどんなタイトルを掴むことができるのか。そして、どんな飛躍を遂げることができるのか。そのカギを握るのは、半年ほどさかのぼる“川崎戦”にあった。