セレッソ大阪は、30日に開催されるルヴァンカップ決勝戦の名古屋グランパスとの試合に向けて、29日に会場となる埼玉スタジアムで前日練習を行った。
27日に行われた天皇杯・準々決勝でも名古屋と対戦したが、C大阪が3-0で完封勝利を飾った。メンバーを大幅に入れ替え、これまで出場機会を得られなかった選手たちが躍動し、見事に準決勝に進出した。大会は異なるものの、中2日で同じ相手とカップ戦を戦うのは稀である。先の天皇杯で名古屋を圧倒することができたC大阪としては、勢いと自信をそのままに明日の決勝戦でも優位に立ちたい。
公開された練習は冒頭の15分のみ。選手たちは、ボールを使ったウォーミングアップで軽く汗を流した。MF清武弘嗣やMF乾貴士らベテラン選手たちも、MF加藤陸次樹やMF坂元達裕といった若手選手と和やかな様子でボールを回し、芝生の感触を確かめていた。
小菊昭雄監督は、4年前にルヴァンカップを獲得した際はコーチとしてチームに帯同していた。
練習後の会見では、「埼玉スタジアムにやってきて、4年前の光景や感動を思い出した。素晴らしい雰囲気でトレーニングができて、明日ここにサポーターが足を運んでくれると思うとわくわくした。改めてあの感動をもう一度、セレッソファミリーと分かち合いたい」と、前回の優勝の瞬間を思い出したと話す。
「2017年のタイトルまでも長い月日を費やしたし、その後のこの4年間にもタイトルのチャンスはなかった。こういったチャンスはいつ訪れるか分からないので、タイトルまでもう少しというところまで来ているので、必ず全員の力でつかみ取る」と、意気込みを話した。