11月に行われるワールドカップアジア最終予選。日本代表は10月12日に行われたオーストラリア戦で劇的な勝利をおさめ、自力突破の可能性を残した。しかし、ここまで4戦を戦って2勝2敗と、ワールドカップ出場への道のりは依然として厳しい。
10月の連戦でサウジアラビア代表に敗れた際には、森保監督の進退が問われ、何人かの次期代表監督候補の名前が挙がり、話題となった。そのうちの一人が、現在、浦和レッズで指揮を執るスペイン人のリカルド・ロドリゲス監督である。
ロドリゲス監督は2017年から徳島ヴォルティスの監督に就任したが、来日前にはサウジアラビア代表のスタッフを務め、2013年にはU-17代表の監督を歴任している。
また、タイのプレミアムリーグでも複数チームで指揮を執った。アジアでの指導経験もあり、日本文化にも精通しているロドリゲス監督は、現在の日本代表をどのように見ているのだろう。
オーストラリア戦の直後に行われた浦和での定例会見において、現在の日本代表についての印象を問われたロドリゲス監督は、「日本はアジア最終予選を勝ち抜けると思う」と明言した。
「日本はワールドカップに行けると思っています。サウジアラビアは、私が仕事をしていた当時のU-20やU-23代表の選手がいて、実際に彼らの現在のレベルがどの位置にあるのかは把握していないが、順位表を見ると良い位置にいる。
日本代表にとって重要なことは、特にホームで戦ったとき、直接対決と言えるサウジアラビアに勝つこと。もちろん、他のチームとの試合でも負けない戦いをしなければならない。非常にストレスがかかる状況で戦っていくことになると思うが、最終的にはグループの1位か2位で終わると私は思っています」と、今後の最終予選の展望を語った。