■因縁の相手の前で優勝を決められるか

 因縁の相手との試合が、リーグ優勝のかかった試合ということになる。9月5日、等々力で味わった悔しさは、いまだ記憶に強く刻まれているはずだ。しかも、3―2でリードしていた後半アディショナルタイムに、起死回生でFW投入された槙野智章にゴールを決められて土壇場で準決勝への切符を逃したのだ。その雪辱を、等々力で果たさずしてどこで果たそうか。7月以来、戦線を離れていたMF大島僚太も清水戦で復帰した。環境は整った。

 仮に浦和戦で優勝が決まらない場合、川崎のリーグ優勝はアウェイで決まる可能性が高い。浦和戦後、サガン鳥栖戦、セレッソ大阪戦と2戦連続でアウェイゲームが続くからだ。連覇をホームで決められるか、運命の11月3日は目の前だ。

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