サッカー日本代表は10月12日、埼玉スタジアムでオーストラリア代表とワールドカップ最終予選を戦い、2-1で勝利した。
すでに監督交代の可能性もささやかれる窮地にいただけに、大きな1勝だった。このゲームの意味、そして今後の展望を、取材歴50年を超える大住良之、後藤健生という2人のベテランサッカージャーナリストが深夜に、深く熱く、語り合った。
すでに監督交代の可能性もささやかれる窮地にいただけに、大きな1勝だった。このゲームの意味、そして今後の展望を、取材歴50年を超える大住良之、後藤健生という2人のベテランサッカージャーナリストが深夜に、深く熱く、語り合った。
――システムや軸となる選手など、今後につながるベースは見えましたか。守備陣はしっかりしていますが。
後藤「最終ラインから遠藤航までは、不動でいいんじゃない。遠藤の相棒が、柴崎岳ではないことは分かった。守田英正か、田中碧か」
大住「田中には、堂々と頼れるな、チームの中心だな、と言える選手になってほしいよね」
後藤「そういう意味でも、彼が点を取ったのは良かった。選手は皆、田中のことを信用しているよ。難しい場面でも田中に預けて、というシーンは多かったから。後ろの方の選手はオリンピックでも田中とずっと一緒にやっていたんだから、“新しい選手”という感覚じゃないよね。そうなると、信用していないのは森保一監督、ということになるのかなあ」