■昔の日本代表を想起するパスの拙さ
後藤「事故を起こすにしても、前半のうちなら何とかしようがあったかもしれないけど、あの時間帯の全員が疲れ切った状況でやってしまうときつい」
大住「20分くらい残っていたけど」
後藤「あの暑い中で20分では、ちょっと…」
大住「さっきも話したけど、その後の攻撃が全然まとまらなかったよね。パスも本当に苦し紛れ。1本、2本とつないでも、3本目には苦しくなっているという状況。昔、デッドマール・クラマーさんが初めて日本代表の試合を見た時に、『チョップ、チョップ、アーヘン』って言っていたという話を聞いたことがある。日本がパン、パンとパスを回すんだけど、3本目には、相手のアルメニア・アーヘンにボールを渡す、って。
問題点をちゃんと見抜いたわけだけど、今日は『チョップ、チョップ、サウジ』だった。1つ良いプレーがあって自陣からポンポンとつないだかと思うと、その次のパスを狙われているんだよね。サウジは本当にチームディフェンスがものすごく良かったね」