■「『どこでプレーしても、誰と対戦しても、このチームは勝てるんだ』と私は思っている」


 しかし、一方で、指揮官は自信や手応えも覗かせる。「ただ、それよりも重要なことは、自分たちのゲームをプレーすること。その中で相手チームに変化があれば、その対策は練っていきたい。チームとしても個人としても、良いプレーをして、良いパフォーマンスを見せられれば、それが勝利につながる、必ず勝てるという確信を持っている」と話す。

「神戸戦は3位争いについても直接対決になるので、(現在)勝ち点3で離れている名古屋に近づくためにも、一歩一歩上っていかなければいけない。シーズン終盤だが、ケガ人が少ない状況は非常に良い。

 8月の連戦の後、この3週間で選手たちは体を休ませながら戦うことができている。また、モチベーションや一体感も感じています。ひとつひとつの試合が重要になってきているし、シーズンの残りの戦いで我々よりも上位にいるチーム(川崎や横浜FMなど)との戦いが残っているが、今はどのチームと対戦しても勝つことができるという自信を感じている。

 いつも選手たちに繰り返し言っているが、『どこでプレーしても、誰と対戦しても、このチームは勝てるんだ』と私は思っている。その力があると信じています」と、選手たちへの強い信頼を口にした。

 リーグ戦第31節、5位の浦和はアウェーで4位の神戸と対戦する。両者の勝ち点はともに54で、来季のACL出場権獲得をかけた大一番となる。浦和は敵地で勝ち点を手にし、3位進出に向けて前進できるか。

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