浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、24日に定例会見を行い、25日に行われるJ1第30節のFC東京戦について、今夏にFC東京へ電撃復帰した日本代表の長友佑都の存在を警戒した。
リカルド監督は、対戦相手のFC東京についての印象を問われると、「良いチームだし、現在も好調で、ACL出場権争いにもう少しで食い込むというところまで来ている。ブラジル人3人のレベルが高いが、(今節は出場停止の)レアンドロが出られないので、代わりに誰がプレーするかということには我々も頭を悩ませているところ。ちがう特徴の選手が入ることによって、相手にとってポジティブな面が出てくる可能性もある。我々としては良い内容のプレーをして、それを勝利につなげたいと思います」と話した。
また、今夏にFC東京に移籍した長友については、「長友選手は今でも非常に高いレベルを維持しているし、闘う姿を見せることによってスピリットをチーム全体に伝染させている印象があり、FC東京にとって非常に重要な存在になっていると感じる。前への展開力もあるし、中でも外からでも様々なプレーができる選手。守備でもレベルが高いし、コンビネーションやクロスは気を付けないといけない」と、長友のプレーの精度を絶賛した。
リカルド監督は、「この前の(FC東京対名古屋の)試合をスタジアムに出向いて生で見た」というが、「長友選手の闘う姿が印象的でした。それがチームにとって大きなプラスになっていて、(FC東京のレアンドロが一発退場で)10人になったときも、彼がリーダーシップを発揮して、最後までチームとして戦った姿があり、チームに戦うことを注入しているのだろうと感じました」と、長友がチームにもたらす影響についても警戒を強めた。