■不安の残った冨安の控え

 9月のオマーン代表戦のようにCBに離脱者が出た場合のオプションとして中谷進之介を考えておきたい。現在の日本代表には吉田麻也冨安健洋がCBに君臨している。だが、オマーン戦は移籍交渉のため冨安が欠場。板倉滉が怪我のために離脱となり、植田直通がスタメン出場となった。しかし植田の低調なパフォーマンスを指摘する声もあり、不安を残す結果となった。

 9月の代表戦では板倉の離脱で昌子源を招集したが、今回は中谷を最初から招集してもいいだろう。Jリーグで好調の名古屋を引っ張る中谷は、9月14日のAFCチャンピオンズリーグACL)ラウンド16の大邱戦でゴールを記録、さらに同18日のJ1第29節横浜F・マリノス戦でもCKのこぼれ球を押し込んでゴールを奪った。抜群のDFスキルのみならず、最近ではその攻撃力も見せ始めている。吉田の後継者争いに食い込めるかもしれない。そういった意味でも中谷を今回の代表戦に推したい。

 A代表に呼ぶべき選手を挙げたが、ここから何人選ばれるだろうか。9月28日の代表メンバー発表を待ちたい。

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