■対戦相手にとっては予測困難なポジション

 長谷川、宮城、そしてマルシーニョ。三笘が抜けた左サイドは、この3人が担っていくことになる。3人にとっては競争が待ち受けており、指揮官にとっては悩みどころとなる。もちろん、対戦相手にとっては、誰が出るか分からない予測困難なポジションとなる。また、宮城は20歳とこれからプレー面でどんどん成長を見せる年齢であり、マルシーニョにとってはチームやJリーグに慣れることでより自分のプレーを出せるはずだ。

 左サイドのポジション争いはチームに好影響をもたらすと思われるが、それと同時に新たなチーム作りも進められている。今年の夏まで、川崎はジョアン・シミッチをアンカーに置き、三笘薫、家長昭博レアンドロ・ダミアンで構成される“悪魔の3トップ”が猛威を振るうシステムを用いていたが、鹿島戦にはシステムを変更して臨んだのである。


※続きはこちら
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4