【J1分析】5連続完封!浦和CBショルツ「ディフェンスがチームを優勝させられると信じている」【躍動する浦和レッズDF陣】(2)の画像
浦和レッズのアレクサンダー・ショルツ 撮影/中地拓也

■9月18日/J1第29節 浦和レッズセレッソ大阪(埼スタ)

 18日にJ1第29節が行われ、浦和レッズとセレッソ大阪の試合は、浦和がC大阪を完封し、2-0で白星を飾った。浦和はこれでリーグ戦では6試合負けなしとなり、5試合連続で無失点に抑えている。

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 ここのところ、複数得点で勝利している浦和だが、守備においても安定したプレーを見せ、クリーンシートに抑える試合が続いている。

 左CBで先発した、DFアレクサンダー・ショルツは試合後の会見で、「どの相手チームもクオリティが高いので、相手の良さを出させずにチャンスを与えないことが重要で、それがうまくいった試合だった。自分たちがボールを持った時にも、質の高いプレーでボールを保持して相手を走らせることができたり、DFラインもより高い位置でプレーすることができている」と、振り返った。

 さらに、今節ではDF陣も積極的に攻撃参加していたことに注目したい。DF岩波拓也は縦へのロングフィードからMF汰木康也のゴールをアシストし、追加点の場面を演出。左SBのDF明本考浩や右SBの酒井宏樹は高い位置でボールを運び、ショルツも前後半にそれぞれ一つずつ、ドリブルでの突破やクロスで見せ場を作った。

 最終ラインをバランス良く維持し、安定した守備から攻撃に転じることができるのは、今の浦和の大きな特徴だ。

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