■失点が時間の問題であることは明らかだったが…
ロナルド・アラウホがリロイ・サネとの1vs1で上回っていたことでなんとか無失点の時間を続けることができたが、エリア内の最後のところでディフェンスする人数が多いだけの戦い方をこのまま続ければ、失点は時間の問題であることは誰の目にも明らかだった。
ところが、変更や修正がないまま試合は進み、34分、プレスのかかっていないエリア手前からトーマス・ミュラーにシュートを放たれ先制を許した。
重心が後方にあるバルセロナの攻撃は、ジョルディ・アルバとセルジ・ロベルトの両翼がなかなか高い位置でボールを持つことができないことで機能しなかった。
ようやくボールを持っても、どこからでもメンフィス・デパイとルーク・デ・ヨング目掛けてボールを放るという単純なものになってしまった。
行き当たりばったりで精度の低いクロスに怖さはなく、たまに良いボールが飛ぶと今度はそこに受け手がいない、というどうしようもない展開に陥ってしまった。
■試合結果
バルセロナ 0-3 バイエルン・ミュンヘン
■得点
34分 トーマス・ミュラー(バイエルン)
56分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
85分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)