【横浜FCー浦和】酒井宏樹、汰木康也、大久保智明…「合計24本の撃ち合い」に勝利した浦和レッズ 原悦生PHOTOギャラリー「サッカー遠近」の画像
勝利を喜ぶ浦和レッズの選手たち 撮影:原悦生(SONY α9Ⅱ使用)
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横浜FCvs浦和レッズ 9月11日】

 うれしいゴールだった。

 34分、浦和は小泉佳穂のクロスに汰木康也が頭で合わせた。

「ここ1カ月くらい平川忠亮コーチがヘディング練習にずっと付き合ってくれていた。練習では1本も入らなかったのですが、こういうゲームで取れたのは自分としても大きかった」

 サイドからのクロスに汰木とGKだけという単純な練習だったと言うが、実戦で功を奏した。

 リーグ戦では今季初ゴールだった。「1本ゴールが欲しいな」という思いがやっと通じた。

 酒井宏樹のボレーで始まった合計24本のシュートの打ち合いを制したのは浦和だった。浦和の13本に対して、横浜FCもフェリペ・ヴィゼウ、ジャーメイン良らが11本のシュートを放ったがゴールには至らなかった。

 浦和は89分、大久保智明からのボールをフェイスガードが取れたキャスパー・ユンカーがシュート、GKスベント・ブローダーセンが一度は止めたが、こぼれ球を大久保が落ち着いて左足で決めて横浜FCを突き放した。J1初ゴールだった。

 結果的に明暗が分かれた1戦だった。

 浦和はリーグ戦4試合連続で無失点だ。来季のACL出場が狙える位置が視野に入って来た。

 横浜FCには最下位という不名誉なポジションが重くのしかかる。

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