浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、10日に定例会見を行い、ワールドカップアジア最終予選のオマーン戦後、疲労のため日本代表を離脱したDF酒井宏樹の現状について言及した。
この夏に浦和に移籍した酒井は、東京オリンピックを戦うU-24日本代表にオーバーエイジ枠で選出され、大会中は5試合に出場した。
その後、浦和に合流し、8月14日に行われた第24節の鳥栖戦で移籍後初スタメンとなった。短期間ながら早くも主力選手としての存在感を発揮し、右SBを主戦場としてリーグ戦は4試合連続で先発。さらにワールドカップアジア最終予選に臨む日本代表メンバーにも選出されたが、先日のオマーン戦に出場後、連戦による疲労を考慮され、代表を離脱して休養に入ることが発表された。
今回、酒井には4日間の休養が与えられたということだが、リカルド監督は、「酒井はプレー可能な状態だが、何分プレーするかという話はまだしていない。彼は昨シーズンのヨーロッパから活動していて、レッズに来てからも連戦でプレーしてくれていた。その中で休むチャンスがあったので、少し休んでもらった。ヨーロッパから日本に来て、引っ越しなどいろいろな状況もあったと思う。12月まで戦っていかないといけないことを考えて、このタイミングで休むことが良いと判断した」と説明した。
酒井は7日に公開されたトレーニングに復帰したが、リカルド監督は酒井の状態について、「状態は非常に良いと思う。(7日のトレーニング)公開日は川崎戦に先発出場した選手たちにとってはリカバリーの日で、そのグループに酒井も入れようと思っていたが、本人が『ボールを触りたい』と言っていた。トレーニング組でも強度の高いメニューなかったので、そちら(の組)に入れました。次の日に向けた準備としてのトレーニングだったが、プレーできる状態にあると思う」と、横浜FC戦での起用については明言を避けたが、酒井が順調に回復していることを明かした。