■9月5日/Jリーグカップ準々決勝・第2戦 川崎フロンターレ―浦和レッズ(等々力)
5日にJリーグカップ準々決勝の第2戦が行われ、川崎フロンターレと浦和レッズの試合は、浦和の槙野智章が後半アディッショナルタイムに劇的な同点ゴールを決めて、浦和が準決勝進出を果たした。
先日行われた第1戦の結果を受けて、浦和は突破のためにはアウェーゴールが必須だったが、前半8分にFW江坂任が先制点を決めて、試合は順調に滑りだした。しかし、前半終了間際に同点に追いつかれると、後半は川崎が押し込む展開が続く。後半32分に失点すると、さらにその6分後にも追加点を奪われ、リードを2点に広げられた。
万事休すかと思われたが、途中出場のFWキャスパー・ユンカーが後半42分にゴールを決めて、1点差までに詰め寄ると、そこからチームの雰囲気が一変した。あと1点取って追いつけばアウェーゴールで上回り、駒を進めることができる。選手たちの表情には闘志がみなぎっていた。
後半47分、2-3と追いかける浦和は、槙野をFWとして投入。試合終了間際には、浦和が連続してセットプレーを獲得し、この場面ではGK鈴木彩艶も前線に上がった。チーム全員でパワープレーに出た浦和は、試合終了間際に槙野の劇的なゴールを手繰り寄せた。