【Jカップ分析】「永遠の4分29秒」のあと川崎・家長明博の同点PK【浦和レッズVS川崎フロンターレの死闘ドロー】(2)の画像
川崎・家長昭博 浦和は川崎に善戦も結果はドロー 撮影:中地拓也
ルヴァンカップ準々決勝浦和対川崎第1戦(20210901)の写真

■9月1日/Jリーグカップ準々決勝・第1戦 浦和レッズ川崎フロンターレ(浦和駒場)

 9月1日にJリーグカップ準々決勝の第1戦が行われ、浦和レッズと川崎フロンターレの試合は、浦和の“聖地”と呼ばれる浦和駒場スタジアムで行われた。

 

 前半35分、FW江坂任とFW小泉佳穂の連携からボールを奪い、最後はMF関根貴大が押し込んで浦和が先制した。試合はこのまま浦和がリードを保ったまま、1-0で折り返した。

 

 後半は立ち上がりから一気に川崎が攻勢へ出る。浦和は何度もピンチを迎えるが、東京オリンピック日本代表の19歳のGK鈴木彩艶が好セーブで存在感を見せるなど、前半にも増して守備に集中を置い

た。

 しかし、後半23分頃、主審が耳に手を当てる仕草を見せ、VARのチェックを待つことになる。このVARのチェックは4分29秒にわたり、後半27分頃まで行われた。ベンチのスタッフやスタンドのサポーターも何が起きたのか分からないという様子で、スタジアムに動揺が広がる。

 

 オンフィールドレビューの結果、直前の場面でMF柴戸海が川崎のMF脇坂泰斗の足に接触したとして、これがファウルの判定となり、川崎にPKが与えられた。後半28分、FW家長昭博がこれを決めて、川崎が同点に追いついた。試合終了間際には、浦和はセットプレーから追加点のチャンスが続くが、決め切ることができない。結局、試合は1-1のまま終了した。

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