【J1プレビュー】立場は違えど「天国と地獄」を分ける「勝ち点3」名古屋と清水の東海ダービー!の画像
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J1リーグ第27節 名古屋グランパス清水エスパルス
8月29日(日)|18:00 豊田スタジアム

 名古屋グランパスはリーグ戦3連勝で4位につける。対する清水エスパルスは6試合勝利がなく、16位に沈んでいる。立場は大きく違うが、今節に勝ち点3を奪うか否かで、「天国と地獄」を行き来し得ることに変わりはない。
 中断期間明けはACL連戦などのダメージを引きずっていた名古屋だが、ようやく調子を取り戻してきたかにみえる。消化試合数は名古屋が1つ多いものの、3位のヴィッセル神戸とは勝ち点1差。今節の結果次第では3位浮上もあり得る。
 一方で、追ってくる3チームがすべて勝てば、一気に7位まで下がる可能性もある。これが戦力が拮抗しているJリーグの怖いところだ。
 清水は停滞が続く。気づけば降格ラインに立っており、17位の徳島ヴォルティスとは勝ち点2差。今節にも、降格圏に落ちるかもしれない危険水域に入っているが、今節勝てば14位までジャンプアップする可能性もある。この苦しい時期での1勝は、さらに大きな意味を持つことになるだろう。
 立場は違えど、緊張感に変わりはない。しかも東海ダービーと、燃え上がること間違いなしの一戦だ。

■名古屋グランパス

4位  勝ち点46 14勝4分8敗  27得点20失点 得失点差7

【出場停止】なし

【直近5試合結果】
L○2-0 札幌(A)
L○1-0 福岡(H)
天○1-0 神戸(H)
L○1-0 湘南(H)
L●0-2 横浜FM(A)

【通算対戦成績】
H 35試合・17勝 6分12敗
A 39試合・15勝 5分19敗
計 74試合・32勝11分31敗 

【直近対戦成績】
2021年 5月15日 J1第14節 ○3-0(A)
2020年 9月26日 J1第19節 ○3-1(H)
2020年 8月 5日 ル杯第2節  ○3-0(A)
2020年 7月 4日 J1第 2節 ○2-1(A)
2019年 9月13日 J1第26節 ●2-3(A)

【今節のみどころ】
 選手の不在を嘆くより、選手の台頭を喜ぶ方が建設的だ。丸山祐市ら発表されている負傷者に加え、相馬勇紀もここ2試合メンバーを外れている。その前の湘南ベルマーレ戦も本来はメンバー外だったことを考えると、コンディション不良と推し量るべきだろう
 一方で、台頭してきたのが森下龍矢だ。移籍後、なかなかチャンスに恵まれなかったが、出場した際には存在感を示してきた。本来のポジションでの先発起用となったが、札幌戦では最終ラインにも入って守備に貢献している。大学時代はサイドのアタッカーと言った方が適切な選手であり、森下の新たな起用法がチームの幅を広げるかもしれない。
 公式戦で4連勝している清水との一戦だが、気を引き締めつつ、さらなる未来を切り開く一戦にしたい。状況次第では、ベンチに戻ってきた金崎夢生の復帰戦となる可能性もある。

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