【J1分析】木下、ユンカー、酒井、明本、小泉、江坂、西…「駒場で聞こえた理想スタメン」【浦和レッズ「新たなる希望」(2)】の画像
190センチの木下康介ら大型補強を行った浦和レッズは次節のスタメンに注目が集まる 撮影/中地拓也

■8月25日/J1第26節 浦和レッズサンフレッチェ広島 (浦和駒場)

 25日にJ1第26節が行われ、浦和レッズとサンフレッチェ広島の試合は、浦和の“聖地”として名高い浦和駒場スタジアムで行われた。ホームの浦和が1-0で広島を下し、これでリーグ3連勝となった。

 浦和駒場スタジアムは、JR浦和駅からおよそ2キロメートルの場所にあり、繁華街からも徒歩20分ほどと距離はそこまで離れていない。駒場スタジアムで開催される試合後には、多くの浦和のサポーターが歩いて駅まで向かう姿が見られる。そして、その道すがらではいつもサポーターたちの試合の感想が飛び交っている。

 今節の試合後に印象的だったのは、スタジアムからの帰り道でサポーターがそれぞれに思い描く“理想のスタメン”について、口々に話していたことだ。

「次の湘南戦は、スタメンから江坂と小泉を一緒に使って、ユンカーをトップにして…」

「江坂がトップ下で、木下と一緒にしてみてもおもしろそう」

「酒井をWBにすれば、4-2-3-1じゃない布陣でもいけるかも」

「西と小泉のダブルボランチも見てみたい」

など、サポーターたちは理想のスタメンプランについて楽しそうな様子で討論していた。

 

 今節で後半35分から投入されたFW木下康介も、今夏に移籍してきたばかりだが、その190センチの長身は遠目からでもフィジカルの特徴が際立ち、ワントップとしての適正を感じさせた。実際、木下も試合終盤にはボールを受けて裏へと抜け出す場面を作るなど、追加点を予感させるシーンもあった。選手間での連携面がより極まれば、キャスパー・ユンカーに匹敵する活躍を見せてくれるかもしれない。

  1. 1
  2. 2
  3. 3