■フェイスガードについての本音は「自分ではまったく…」

 しかし、唯一無二のアイテムについては、「かっこいいと話題になっているとのことだが、見た目も自分ではまったくかっこいいとは思っていない。(フェイスガード)なしでプレーできるのであればそちらの方がいいですよね」と、苦笑いをしながら本音を激白し、報道陣の笑いを誘った。この日の試合は、気温30℃・湿度75%という蒸し暑さの中で行われたため、フェイスガードを身に着けてのプレーには多少の不快感もあったのかもしれない。

 それでも、術後から間もない中での出場においては、「(試合中の相手との接触時に)ぶつかる怖さはまったく感じていない。今日ゴールをしたことで、ここからコンディションも上げていければ」と話し、完全復活を誓う。最後は「ありがとうございました」と日本語で挨拶をして、笑顔で会見を後にした。

 中断明けからベンチスタートが続いていたユンカーだったが、チームは新加入選手たちも徐々にチームに馴染み、それぞれの特徴を生かし始めていたばかり。そこへエースが帰ってきたとなれば、当然、新戦力との融合にも期待が集まる。ユンカーの復活とともに、ここから浦和レッズの逆襲がはじまる。

 

■試合結果

浦和レッズ 1―0 サンフレッチェ広島

 

■得点

15分 キャスパー・ユンカー(浦和レッズ)

  1. 1
  2. 2
  3. 3