■ドイツへ挑戦した若武者
MF:田中碧
所属クラブ:デュッセルドルフ/ドイツ
生年月日:1998年9月10日(22歳)
2人目は川崎フロンターレからドイツへ旅立った田中碧だ。東京五輪では全試合にスタメン出場。持ち前のパスセンスで日本のベスト4進出に貢献した。特に効果的な縦パスは相手の脅威となっていた。今季はレンタル移籍でドイツ2部のデュッセルドルフでプレーすることになった。
東京五輪ではオーバーエイジ(OA:25歳以上)として参加した遠藤航とボランチでコンビを組み、コンビネーションも抜群だった。遠藤がボール刈り取り役として相手からボールを奪取すれば、田中は攻撃の舵取り役として効果的なパスを出せる。A代表でもこのコンビを見てみたい。
田中は8月20日に行われたリーグ戦第4節のホルシュタイン・キール戦に途中出場し、ドイツデビューを果たした。30分ほどの出場ではあったが、存在感を発揮していた。これからの活躍が楽しみである。東京五輪で評価を上げた日本の若きボランチはA代表定着を目指す。