【J1分析】酒井宏樹「できない選手には言わない」さすがの課題分析力【浦和レッズ対サガン鳥栖】酒井宏樹の移籍初戦(2)の画像
9年ぶりのJリーグ復帰となった浦和の酒井宏樹 撮影/渡辺浩樹(SONYα9Ⅱ使用)

■8月14日/J1第24節 浦和レッズサガン鳥栖 (浦和駒場)

 14日に行われたJ1第24節では、浦和レッズとサガン鳥栖が対戦し、2-1で勝った浦和は連敗を2で止めた。この日の試合で右SBで先発したDF酒井宏樹は、9年ぶりとなるJリーグ復帰で、移籍後初スタメンとなった。

 久しぶりのJリーグの舞台に「前日から楽しみだった」という酒井だが、試合後の会見では、「相手が5バックでスタートしてきたので、なかなか難しい展開になったし、鳥栖も順位は上なので自信を持っているはずで、カラーもあるチームなので、こういう難しい試合になることは予想していました」と、冷静に分析した。酒井が言うように、実際、試合内容は相手に上回られた印象で、特に前半においては浦和はなかなか効果的に攻め上がることができなかった。

 酒井は今節で見えた課題について問われると、「自分のところで言えば、(東京オリンピック出場などで)試合数が多かったので、(今節の)前半が終わったタイミング、後半の始まりくらいから、徐々にコンディションが落ちて疲れていたし、まずは90分間できるような体に戻していくこと。あとは連携ですね。ずっと90分間、考えながらプレーしていたので、それを考えずにオートマチックにできるようになれば疲れないと思う。今日は本当に良い勉強になりました」と、自身とチームとしての両面での改善点を見据えた。

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