J1リーグ第24節 鹿島アントラーズ―徳島ヴォルティス
8月15日(日)|18:30 県立カシマサッカースタジアム
徳島ヴォルティスは前節、リーグ戦で約3カ月ぶりとなる勝利を挙げた。ダニエル・ポヤトス監督が指揮を執るようになってから、初めてのホームゲームでの白星にもなった。
今季2度目の連勝を目指す徳島には、もうひとつ目標がある。今季初めてとなる3試合連続の複数得点だ。また、ポヤトス監督がベンチに入ってから初めてとなる連勝を求めていくことになる。
立ちはだかる鹿島アントラーズとしても、おめおめと目標達成を許すわけにはいかない。何しろ、6月27日のJ1第20節以来、1カ月半ぶりのホームゲームだ。また、連勝したとはいえ、今シーズン苦しんでいるガンバ大阪と湘南ベルマーレを相手に、内容的には満足とは言えないものだった。カシマスタジアムに足を運んだファンを、笑顔で家路につかせる必要がある。
初記録を狙う徳島と、ホームでプライドを示したい鹿島。両チームの思いが、正面から激突する。
■鹿島アントラーズ
5位 勝ち点38 11勝5分7敗 37得点24失点 得失点差13
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L○2-1 湘南(A)
L○1-0 G大阪(A)
L●1-2 柏(A)
天○3-0 栃木(H)
L○4-0 札幌(H)
【通算対戦成績】
H 1試合・1勝0分0敗
A 2試合・2勝0分0敗
計 3試合・3勝0分0敗
【直近対戦成績】
2021年 4月17日 J1第10節 ○1-0(A)
2014年 9月27日 J1第26節 ○5-0(A)
2014年 5月17日 J1第14節 ○1-0(H)
【今節のみどころ】
現在のチーム内最多得点者は、6ゴールを挙げている上田綺世と荒木遼太郎だ。驚くべきは、彼らに次ぐ男。何と、DFの犬飼智也が5ゴールを決めているのだ。
中断期間を挟んではいるものの、犬飼はリーグ戦ここ4試合で4ゴール。得点はなかったものの、G大阪戦でも2本のシュートを放っており、得点源としての期待値が高まっていることをうかがわせる。
チームの調子が良くない時ほど、セットプレーの重要性は増すものだ。最終ラインで体を張る犬飼が、今節も攻守に大きな働きをするかもしれない。