【再開!J2熾烈「残留争い」】現時点での“当事者”は「松本、栃木、群馬、北九州、愛媛、大宮、相模原」の7チーム【戸塚啓のJ2のミカタ】(2)の画像
名波浩監督(松本)   写真:アフロ
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■J2残留には得失点差もポイントに

 現時点でJ2残留争いの当事者と言えるのは、勝点22で16位の松本山雅FC以下になるだろう。松本、栃木SCザスパクサツ群馬ギラヴァンツ北九州愛媛FC大宮アルディージャSC相模原の7チームだ。

 再開から数試合の結果次第では、勝点26で13位のファジアーノ岡山、同勝点で14位のツエーゲン金沢と15位のレノファ山口FCまでが、吸収される可能性も否定できない。

 各チームは勝点の積み上げに意識を傾けるが、得失点差も見逃せない。同勝点で並んだ場合は、得失点で順位が決まる。19年に20位で残留した栃木は、21位の鹿児島ユナイテッドFCと勝点で並びながら、得失点差でJ2に止まることができた。

 19位以下の4チームでは、大宮が得失点差のマイナスを1ケタに抑えている。17位の栃木も同様だ。逆に、16位の松本はマイナス19を記録している。愛媛と並んでリーグワーストタイだ。勝点で並ばれたら、一気に順位が下がるリスクをはらんでいる。

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