■メキシコ戦、流れを変えたのは…

 もちろん、全試合にフル出場の吉田麻也や遠藤航、酒井宏樹のオーバーエイジ(OA:25歳以上)組への負担も大きかった。OAに頼りすぎていた感もあるが、DFラインの連係、田中碧と遠藤のコンビネーションも試合ごとに増していた。ただ攻撃陣に関しては、もう少し選手を変えて試合に臨んでも良かったのではないか。

 3位決定戦のメキシコ戦に関して言えば、途中出場の三笘薫と上田綺世が日本の流れを変えたと言える。三笘は前線で積極的にボールを受け、得意のドリブルでメキシコDFを翻弄。明らかにメキシコの選手が三笘を捕まえ切れていなかった。そして、三笘は見事ドリブル突破からゴールを記録した。上田もゴールこそなかったものの、積極的にシュートを放ち日本の攻撃にリズムを与えていた。この両者が流れを変えたと言っても過言ではない。

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