■借金を返すための借金

 先日、バルセロナは金融機関のゴールドマン・サックスから、5億2500万ユーロ(約682億円)の融資を取り付けた。クラブへの信用が表れたとも言えるニュースであり、本来は喜ぶべき一報だが、バルセロナのクラブ体質が変わらない限り、この巨額の融資さえ、安心材料にはならない。

 まだ借金が残っているのに、今日を生きるカネを手に入れることに必死なバルサ。借金を返すために借金をして、負債が膨れ上がっている。怠慢なクラブ経営をしてきたツケが、かさみにかさんだ結果だった。

 バルセロナは何とか、メッシとの再契約を結ぼうとした。だが、まだまだ問題が残されていた。
 

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