【J1分析】仙台VS浦和「好機多発」も両GK奮闘(1)決めきれず…浦和・リカルド監督「たまたま勝てるよりはいい」の画像
熱戦を繰り広げた仙台と浦和 撮影/中地拓也

■7月3日/J1第21節 ベガルタ仙台浦和レッズ (ユアスタ)

  J1の第21節が3日に行われ、ベガルタ仙台のホームで行われた浦和レッズとの一戦は、両者ともに決定機を決めきれず、0-0のスコアレスドローに終わった。浦和は3試合連続無失点に押さえたものの、連勝は2でストップした。

 試合は序盤から浦和がボールを支配する。前半6分には、DF西大伍が右サイドからゴール前へのピンポイントのクロスを送る。飛び込んできたFWキャスパー・ユンカーが頭で合わせるものの、この決定機はGKヤクブ・スウォビィクの好セーブに阻まれる。続く前半12分にも、ユンカーがドリブルで仕掛け、浮き球に合わせたMF汰木康也がシュートを狙うが、ここも決め切ることができない。

 0-0で折り返した後半は、開始早々に浦和がチャンスを迎える。高い位置でボールを奪ったFW小泉佳穂がそのまま右足で強烈なシュート。相手GKからのこぼれ球に反応したユンカーが右足で狙うが、GKスウォビィクが再び阻止した。

 次第に仙台も攻撃に転じ、後半5分にはペナルティエリアの手前からMF松下佳貴がミドルシュートを狙うが、GK西川周作が好反応でセーブ。後半8分にもMF加藤千尋の決定的なシュートを西川が防いだ。

 浦和は後半22分、MF田中達也に代えて、FW興梠慎三を投入。浦和に移籍してからここまで仙台から18得点を挙げている“仙台キラー”の興梠に期待がかかったが、後半31分と44分に興梠が相手ゴールに迫るものの、チャンスを決めきれない。両者のGKの好セーブもあり、試合は0-0のまま終了した。

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