■「高倉監督はプロフェッショナル」
―試合数も少ないですよね。
大住「インターナショナルマッチデーが、男子みたいに伸びていないのが原因かな? 詳しくはよくわからないけど。それにしてもウクライナのナタリア・ジンチェンコ監督にはびっくりしたよね。いきなり、日本は技術が高すぎて、なぜ自分たちが呼ばれたのかわからない、から始まって。そのあとしばらく話した後に、こんなに暑い時間帯の試合に私たちを呼びつけて試合をする意味が分からない、って言っていた」
後藤「試合の時間に文句を言ったのは、フィリップ・トルシエ以来だよね。たしかに、記者会見をやっている頃に夕方になって、陽が落ちてきたら、少しずつ気温が下がるんだもん。それはどう考えても、その通りだと思うよ」
大住「でも、0-8で負けた試合の後に、なぜ自分たちを呼んだのか分からない、って発言にはぶっ飛んだね。正直な人なんだろうけど」
後藤「けど大住さんも、このチームを呼んだのはなぜですかって、高倉監督に質問していたじゃない?」
大住「そんなことは言ってないよ。あからさまには。だから監督としては仕方ないのだろうけど、辛いよねっていうお話」
―高倉監督は正直な人でしたか?
大住「あの人はプロフェッショナルだよ。相手がどうのこうのよりも、私は自分のチームにベクトルを向けてやっていると」
後藤「それは、そうするしかないからね」
大住「そうなんだけど、日本サッカー協会がどうにかできなかったのかな、っていうこと。たしかに男子チームと比べると試合数は少ないんだけど、どうにかできないのかな、って思うんだよね」
後藤「韓国と10連戦くらいやるとか?」
大住「そうだよね、韓国と合同合宿をやるとかさ」