■「監督は1人の方がいいという声もある」「風当たりが強かったよね」
―吉田麻也を中心とした四角形の頼もしさはすごいですよね?
後藤「堂安律、冨安健洋だってA代表のレギュラーと言ってもいいくらいだよ」
大住「それで久保建英が、ああやってどんどん良くなれば、このオリンピックがワールドカップの最終予選、そして来年のワールドカップにも繋がることを考えたら、とてもいい形で森保一監督のチーム作りは進んでいるなと思う」
後藤「やっぱりフル代表と、オリンピックチームの監督は1人のほうがいい。それでできるのであれば」
大住「最初はずいぶん批判されたけどね。結構、風当たりが強かった」
―そうだったんですね?
大住「一時はそうだったよね?」
後藤「やっぱり結果が出ないと、そういう風にも言われちゃう」
大住「要するに、リオ・オリンピックまでは、オリンピックチームの強化スケジュールと、代表の活動がズレていたんだよね。代表が抜けたときにナビスコカップをやるから、オリンピックの選手までは抜けないというような感じだったのが、もう全部、一緒の日程でやるしかなくなって、だから、両方の監督は無理だろう、という感じになって。
実際に、森保監督がオリンピックチームの監督ということで試合に行けたのは、数えるほどしかなかった。去年1月のAFC U-23選手権とか。それから、その合間の大会とかね。
だって、ほとんどがフル代表の活動と重なっていたからね。横内昭展監督という良いパートナーがいたからこそ、それができたのかもしれないけど。それこそ、1チーム2カテゴリーというのがオリンピックに向けて、そしてワールドカップに向けてもプラスになった、それは良いなと思う」