後藤「もし7日のメンバーでも、大迫がいれば、かなり形が変わっていたはず。バスが出ない出ないって言ったけど、大迫がいれば、そこにターゲットがいるからパスが出せる。大迫がいないと、どこにパスを出せばいいのか、という感じ」
―では、吉田麻也と大迫の存在は大きいですね?
後藤「そう。だからそれをテストする絶好の機会が7日だったんだけど、総とっかえしちゃったからさ」
大住「……というのが、後藤さんの意見だよね。やはり森保監督が悪いと」
後藤「うん。今日(7日)は、あの人が悪い」
大住「それはそうなんだけど、それにしても選手たちに力がなさすぎる。オリンピックチームに入れないぞ、って」
後藤「オリンピックチームは一段下みたいな風に思う人が多いだろうけど、今のオリンピックチームはオーバーエイジ枠が3人だって言われているけど、冨安だってオーバーエイジみたいなものじゃない? 堂安律だってバリバリのA代表でしょ? 田中碧だって今後の日本の中盤を背負って立つ選手でしょ? だからオリンピックチームというよりは、A代表の半分が向こうに行っちゃった。そんなチームだよね」
大住「だから残り半分は、かろうじて入るのだろうけど、いまの(A代表の)25人の、残り半分は厳しいだろうなって」
後藤「この間のガーナ戦のオリンピック代表なんて、最終ラインが冨安と吉田と酒井宏樹、これなんてA代表そのものでしょ? そして遠藤と田中碧、堂安に久保建英。この辺は、完全にA代表の選手。ここら辺は素晴らしかったよね? そこ以外の左サイドの選手と、トップの選手がイマイチだった。明らかに色が違っていたね」
後藤「だから、今のA代表は、戦力の半分くらいを抜かれたチームっていうこと。そして残しておいた、要の大迫が壊れちゃったってんだから。それで上手くいったら大したものだよ」
大住「結論を言うと、後藤さんは森保監督が悪いと。そして僕は、選手が悪いと」