■「山根は上手く引き出してたけど…」
後藤「ドイツ行く前の、昔の原口に戻っちゃったみたいだよね」
大住「チームとして流れるようにうまく回っていかないから、結局はそれぞれが無理してやるとか、そういう風に、どんどん悪くなっちゃった」
後藤「相手がモンゴルとかミャンマーなら、それでも通用したけど。タジキスタンは、今回対戦した4チームの中では1番強かったよね。日本の選手がプレスをかけていっても、ちゃんとそこを打開して繋いで。シュートまではいかないけど、繋いでなんとか剥がすことはできる」
大住「しかも、4バックの外側に、サイドが下がって、6バックになっても平気で。なかなかスペースが見つからないし、スペースを作り出す動きもなかったから、ちょっとひどかったよね」
後藤「コンビネーションとしては、右サイドで山根視来がうまく引き出していたところくらい」
大住「相手は左サイドバックを代えちゃったもんね、後半に。あそこがあまりにやられたもんだから」
―古橋亨梧というよりは山根ですか?
後藤「うん。必ず山根が右サイドで、たとえば中谷進之介あたりからパスを引き出して、中に入れて、前にグラウンダーのパスを入れて使っていた感じでしょ」